コード(和音)の聴き取り方のコツ
耳コピをやっていて一番つまずきやすいのが、メロディーよりも「コード(和音)」だと思います。複数の音が同時に鳴っているので、どこから手をつければいいのか分からなくなりがちですよね。今回は、コードを聴き取るときに意識すると楽になるポイントをまとめてみました。
① まずはベース音(一番低い音)だけを拾う
コードを丸ごと聴き取ろうとすると情報量が多すぎて混乱してしまいます。なので最初は、和音の一番下で鳴っているベース音だけに集中して聴いてみてください。ベース音はそのコードの「根っこ」になっていることが多いので、ここが分かるだけでもコード当てがかなり絞り込めます。
② 明るいか暗いかで、メジャーかマイナーかを判断する
コードには大きく「明るく聞こえるメジャー」と「切なく、暗く聞こえるマイナー」があります。理論的な仕組みを覚える前に、まずは「この和音、明るい?暗い?」と感覚で聴き分ける練習をすると、コードの絞り込みが早くなります。
③ よく出てくるコード進行のパターンを覚えておく
J-POPやポップスでは、実は同じようなコード進行のパターンが繰り返し使われています。「明るい曲でよく出てくる並び」「サビで使われがちな並び」のような、よくある型をいくつか知っておくと、一音一音を当てずっぽうで探すよりずっと早く正解に近づけます。耳コピを重ねるごとに、自然とこのパターンが頭に蓄積されていきます。
④ 一つの和音を、ゆっくり・繰り返し聴く
和音は一瞬で過ぎていくことが多いので、聴き取りたい部分だけをループさせて、何度も聴き直すのがとても効果的です。さらに再生速度を落とせると、和音の中の一音一音がバラけて聞こえやすくなるので、コードの聴き取りでは特に有効なテクニックです。
⑤ 鍵盤で実際に音を重ねて確認する
頭の中だけで「たぶんこの和音だろう」と考えるよりも、実際に鍵盤で音を重ねて鳴らし、原曲と聴き比べるのが一番確実です。違っていれば、どの音がズレているのかも音を出しながらのほうが分かりやすくなります。理屈よりも「鳴らして確認」を繰り返すことが、結局一番の近道になります。
まとめ
コードの聴き取りは、最初はとても難しく感じるものですが、「ベース音から探る」「明るいか暗いかを判断する」「よくあるパターンを知る」の3つを意識するだけで、グッとハードルが下がります。あとは数をこなすほど耳が育っていくので、気負わず色々な曲で試してみてください。
耳コピステーションを使ってみる